コラム

雨樋からの雨音がうるさい場合の対処法:雨樋の修理や交換以外の対処法を紹介

「屋根から聞こえてくる雨音が気になる」なんて経験はありませんか?
音にまつわることは、一度気になり出すとストレスに感じますよね。
雨音がうるさい原因は、雨樋に何らかの不具合が生じていることが起因しているかもしれません。
雨音の原因や対策について以下の記事で紹介しましたが、本記事ではその【対策】についてより深堀していこうと思います。

雨樋からの雨音がうるさい原因と対処法:破損と詰まりの改善で静かな生活を

雨音の対策方法

上記の記事では対策のひとつとして「雨樋の詰まりの解消(掃除)」を提案しました。
掃除の仕方や注意事項についても詳しく記載しているため、宜しければご覧ください。
そのほかにできる対策について、以下の通り紹介します。

雨樋の部品交換

雨樋の角度を変えるために使われる「エルボ」に当たる雨音が気になる場合は「消音ソケット」という部品に交換することも出来ます。
通常のエルボよりも角度がなだらかなため、雨音が気になりづらいです。

屋根の葺き替え

屋根材の変更

屋根材の変更 カバー工法

金属屋根の雨音を抑える方法としては、他の屋根材への葺き替えが挙げられます。
費用がかかるものの、錆びやすい金属屋根のメンテナンスコストを踏まえて考えると結果的に安く済む場合もあります。
古い屋根をそのまま残し上に新しい屋根材を載せて覆う「カバー工法」でも、屋根が二重構造になることで家全体の防音性能が向上します。
ただし柱や壁の強度は屋根材の重さによって決まるため、既存の屋根材よりも重い屋根材を載せるには補強工事が必要です。
トタン屋根はガルバリウム鋼板に、ポリカーボネート屋根は厚いポリカーボネートに屋根材の変更をすることで雨音の問題が解消する可能性があります。

勾配を急角度にする

急勾配屋根

屋根の勾配を急角度にすることで、一度に屋根に当たる雨の量が減らせるため雨音を抑えやすくなります。

防音材を取り入れる

屋根の防音シート

防音材は室内から出た音が外に漏れるのを予防するだけでなく、室外の音が中に入ってくるのも防ぎます。
防音材には「吸音材」「遮音材」「防振材」などいくつか種類があります。
屋根や庇の雨音が気になる場合は防音材を屋根材の裏や庇の上に張り合わせることで、雨音を低減させる効果が期待できます。
室内に手軽に取り付けることの出来る吸音パネルや吸音シートなども市販されており、壁や天井に貼るタイプは自由にカットできる製品がほとんどで、使用箇所に応じた施工が可能です。
豊富なカラーバリエーションやデザイン性のある製品を選ぶことで、インテリアの一部として見せることもできるでしょう。
屋根に防音シートを張ることもひとつの方法ですが、全面に張ると採光が取れなくなるため注意しましょう。

断熱材を取り入れる

屋根に断熱材

ちなみに断熱材でも同様の効果が得られます。断熱材は建物の断熱性を上げるためのものですが、音や振動を吸収する効果もあるのです。
すでに断熱材を入れている場合でも、新しいものと入れ替えることで効果が向上する可能性があります。

外壁や屋根、庇に防音塗装を行う

外壁や屋根、庇に防音、遮音性のある塗料を塗ることで、建物の内外から発生する様々な騒音をある程度防ぐことができます。
大掛かりな防音工事よりも費用は抑えられるものの、塗装は経年により徐々に剥がれていくと同時に防音効果も落ちていくため再塗装は必要です。

まとめ

雨音の騒音は雨樋のほかにも、屋根や庇、雨漏りから来るものなど原因は様々です。
どういった対策が最適かは素人では判断が難しいため、屋根や雨樋の専門業者に相談し検討することをお勧めします。
気になる雨音を解消し、快適な空間で過ごしましょう。


雨樋の修理・点検の事なら、雨樋レスキューにお気軽にご相談を

どんな些細なご不安でもまずはご相談ください。

創業100年以上の実績と経験のある一ノ瀬瓦工業が対応させていただきます。

お問い合わせフォームまたは下記電話よりご連絡ください。

山梨県笛吹市:有限会社一ノ瀬瓦工業(0120-4929-01

住まいの雨樋レスキューとは

創業100年を超える山梨県笛吹市の一ノ瀬瓦工業による雨樋についての情報発信サイトです。

住宅において非常に重要な役割を担っていますが、あまり意識されることのない「雨樋」についての情報を発信しています。