雨樋(あまどい)はどれを選べばいい?パナソニック雨樋の特徴を徹底解説
現在様々なメーカーで雨樋は取り扱われているため、雨樋の交換にあたりどのメーカー製品にするか迷う方も多いと思います。
今回の記事では、老舗屋根施工業者がおすすめする製品のひとつ「パナソニック雨樋」について紹介します。
パナソニック雨樋の各種製品特徴やメンテナンスのポイントなどを記載しているため、是非雨樋を選ぶ際の参考にしてください。
パナソニック雨樋の特徴
パナソニックの雨樋は品質の高さとデザイン性を兼ね備えており、住宅雨樋としても高いシェアを誇ります。
耐久性が高く手間がかからない
パナソニックの雨樋は耐久性・耐候性に優れているため、メンテナンスの手間を省きやすいというメリットがあります。
雨樋に限らず、屋根も外壁も丈夫な素材や製品を使用することによってメンテナンスや修繕の頻度を少なく抑えることができるでしょう。
また製品に不具合があった場合には、部分補修や代替製品の無償提供などの保証も行なっているため安心して施工ができます。
カラーバリエーション豊富でデザイン性が高い
様々な住宅の外観に合わせやすい、幅広いデザインやカラーバリエーションが揃っている点も魅力です。
何色の雨樋にするかによって、住宅全体における存在感や印象は大きく変わります。
外壁の色に合わせるにしても好みの色にするにしても、カラーバリエーションが多いことは非常に重要です。
パナソニック雨樋の種類
パナソニックの雨樋には「アイアン」と「Archi-spec TOI(アーキ・スペック トイ)」の2種類があります。
丈夫で手間のかからない「アイアン」
日本のあらゆる気象に耐えうる雨樋を目指し開発された製品です。
薄いスチール芯を硬質塩化ビニル樹脂で覆った素材で、プラスチックの特徴である「腐食しない」「優れた耐久性」と、スチールの「高い強度」を合わせ持っています。
熱に強く変形しづらい
特殊樹脂を使用しているため耐候性に優れている点が最大の特徴です。
夏の炎天下でも膨張・変形がほとんどなく、また冬場の収縮による亀裂にも強く、季節を問わず安定した形状を保ちます。
雪や土砂にも耐えられる
スチール芯が挿入された太耳構造という強度を増す構造を採用しているため、耐荷重性に優れています。
そのため積雪の多い地域のほか、土砂のたまりやすい地域でも安心して使用することができます。
衝撃に強く突発的破損が起こりづらい
台風時には飛来した木の枝などが雨樋にあたることがあります。
アイアンはスチール芯が挿入されているため、多少の衝撃にも耐えられる丈夫さがあります。
退色しづらく再塗装の手間を省ける
高耐候性の特殊樹脂が使用されているため、紫外線による色あせを抑えることができます。
雨樋の退色を防ぐことで住宅の外観も長く美しいまま保つことができ、頻繁な再塗装の必要もありません。
造形や色のデザインが豊富
アイアンは様々なスタイルの住宅との調和を考えてデザインされています。
ベーシックな半円型やもちろん、スタイリッシュなデザインやアクセントとなるデザインの雨樋など、造形も豊富にラインナップされています。
また樹脂の素材感を抑えた上質な表面仕上げや、ヘアライン調の表面仕上げなど、色だけではなく質感にもこだわった雨樋です。
デザイン性が高く目立ちにくい「Archi-spec TOI」
従来の雨樋の存在感を抑え、軒先の仕様や納まりの美しさを追求した製品です。
近年増加している軒の出のない住宅にも取り付けることができます。
屋根と一体化して見えるデザイン
軒樋(のきとい)の底幅を50mmまで縮小することで、屋根の軒先と一体化したようなデザインが最大の特徴です。
屋根からの雨水を軒樋内にスムーズに導く導水板を採用することで、スリムながら安心の排水能力を確保しています。
また導水板が落ち葉対策の役目も果たします。
軒樋をはじめとした雨樋の部材名称を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
竪樋が目立ちにくい
竪樋(たてとい)の直径が45mmと細いため従来の雨樋よりもスリムな形状です。
排水能力を高める「サイホン効果」を実現しているため細い竪樋だからといって詰まりやすいということはありません。
また、すがり部(本屋根の軒先からさらに突出ている片流の屋根)のけらば側にも軒樋の設置が可能で、竪樋の本数を最小限にし外観をすっきりさせることが可能です。
雨樋=配管のイメージを払拭
雨樋といえば所謂配管のイメージが強い方も多いと思います。
竪樋の角度を変えるために使われるL字型の部材エルボを無くすことで、そのイメージを払拭し外観をスマートに見せています。
またエルボがないことで、軒樋と竪樋を色分けする時も違和感のない仕上がりにすることが可能です。
外観に馴染む色合い
Archi-spec TOIの軒樋は鋼板製、竪樋は樹脂製です。
そのため住宅外観に馴染みやすい彩度や光沢感を抑えた色合いとなっています。
ちなみに軒樋と竪樋を異なる色で組み合わせることも出来ます。
パナソニック雨樋のメンテナンス方法
雨樋は太陽や紫外線、風雨や雪など、自然災害の影響を受けやすいです。
パナソニック雨樋の性能維持に必要なメンテナンス方法を詳しく紹介します。
セルフでできる手軽な定期点検
セルフ点検におけるチェック項目
高所での点検や作業は大変危険なため、建物の外部から目視で確認できる範囲で点検を行いましょう。
特に梅雨や台風前後、雪解け後には確認することをおすすめします。
・雨樋の継ぎ目が外れていないか
・雨樋が変形破損していないか
・金具が外れていないか
・軒樋にゴミや土砂、落ち葉等が詰まっていないか
なにかあれば専門業者へ
該当するものがあれば、専門業者に依頼し早めのメンテナンスを行いましょう。
上記の他にも雨樋に気になる変化を見つけた際も同様です。
雨樋のひび割れなどに応急処置として使える防水テープも市販されてはいるものの、効果がないケースも多くあるため早急に専門業者へ相談することをおすすめします。
日頃からやっておくと良い手入れ
雨樋に汚れがある場合は、水または中性洗剤を水で薄めた液を布に含ませて拭き取ってください。
有機溶剤製薬品(シンナー等)は使用しないよう注意しましょう。
専門業者に依頼する定期点検
日頃のセルフ点検とは別に、専門業者による点検を5年に1回程度を目安に行いましょう。
専門業者による点検では日頃のセルフ点検では分からない部分も見てもらうことができ、トラブルを未然に防ぐことに繋がります。
住宅のある地域や環境、使用条件によっても劣化の進行状況は異なるため、ひび割れや塗装の剥がれなど少しでも気になる箇所を見つけたら、5年という年数に関係なく専門業者へ点検を依頼してください。
まとめ
パナソニックの雨樋は丈夫で、メーカーとしての信頼性も非常に高いです。
元々耐久性・耐候性に優れている製品であるからこそ、メンテナンスを正しく行うことでより長く使用することができます。
住まいの雨樋レスキューではパナソニック雨樋の施工を多数行なっています。
設置を検討された際は是非ご相談ください。
雨樋の修理・点検の事なら、雨樋レスキューにお気軽にご相談を
どんな些細なご不安でもまずはご相談ください。
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