【LIXIL】テラスやカーポートの屋根と付随する雨樋を徹底解説
目次
雨水が引き起こすトラブルを防ぐため、テラスやカーポート屋根にも雨樋は必要です。
一般住宅の屋根に設置するタイプとは異なり、屋根と雨樋が一体化した作りになっている点や小型な点など特徴があります。
今回の記事では、様々なエクステリア商品を取り扱う「LIXIL」のテラスやカーポートの屋根の中から代表的な商品とそれに付随する雨樋について紹介します。
LIXILについて
株式会社LIXILは、東京都江東区に本社を置くメーカーで、住宅の建築材料や住宅設備機器業界では最大手を誇ります。
圧倒的な技術力を商品に反映させ、使い勝手はもちろん優れた耐久性や性能を持つ製品を数多くリリースしてきました。
国際的なデザイン賞も受賞しており、品質とデザインの両面で世界的に評価されているメーカーのひとつです。
【前提知識】「テラス」「カーポート」を解説
「テラス」とは?「バルコニー」「ベランダ」との違い
レストランやカフェにある「テラス席」というものは多くの人にとって馴染みがあると思います。
テラスとは住宅の室内と繋がりのある屋外スペースの種類のひとつです。
類似したものに「バルコニー」や「ベランダ」が挙げられます。
これらの違いはその造りにあり、具体的には設置される階層と屋根・庇(ひさし)の有無です。
テラスは1階の地面より一段高いスペースを指し、屋根や庇の有無は問いません。
根強い人気のあるウッドデッキはテラスに分類されます。
バルコニーは2階以上にあり、屋根がないもの指します。
ただし最近は階層の定義は曖昧になりつつあり1階にあるバルコニーも存在しています。
一般的にエアコンの室外機を置くためや洗濯物を干すために使用されるスペースです。
ベランダは屋根があるものを指し、階層は問いません。
日本家屋にある縁側はベランダに分類されます。
ベランダの用途はバルコニーとほぼ同じと言えるでしょう。
「カーポート」とは?「ガレージ」との違い
カーポートとは柱と屋根だけで構成された壁のない駐車スペースを指します。
3方向以上を壁で覆った駐車スペースが「ガレージ」です。
カーポートは壁がない分、比較的狭いスペースに設置が可能で車の出し入れもしやすいという特徴があります。
カーポート屋根の形状には大きく2種類あり、写真のような曲線を帯びたラウンドスタイルと、直線的なフラットスタイルです。
前者は雪や雨水が落ちやすく、後者はスタイリッシュな印象となります。
テラスに使用される屋根商品
テラスVS
テラスVSは、多発する大型台風による記録的な暴風雨にも対応できる強さが特徴です。
屋根を支えるフレームのピッチ幅を狭めるもしくは屋根パネルを厚くすることで、強風への安定性がアップします。
また一般的なテラスには屋根材を支える野縁と呼ばれるフレームがありますが、野縁をなくすことでスッキリと抜けた開放感を実現、さらに屋根材のバタつき音も軽減しました。
テラスVSには、通常の雨樋のほか「スマート雨樋」を設置することも可能です。
柱との一体感を持たせたデザインで、柱まわりをスッキリ美しく見せ、テラスVSの美しさをさらに高めるアイテムです。
https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/terrace-vs/
シュエット
シュエットは木目調の美しい意匠性が魅力です。
ディティールにまでこだわり、木質感を追求したコーナーキャップや木特有の風合いを表現する反り形状の枠材を採用しています。
スッキリとしたフォルムで、幅広い住宅テイストに合う木彫色4色を取り揃えています。
シュエットでも通常の雨樋のほか「スマート雨樋」を設置することが可能です。
雨樋部品の色はホワイト、オータムブラウンの2色で、本体カラーに合わせて選択できます。
https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/chouette/
テラスSC
テラスSCは、住宅との調和を追求し、シンプルで美しい造形と広々とした快適な空間を両立しました。
屋根部はすべてアルミを採用し、強度を確保しながらわずか40mmという薄さも実現しています。
ネジやボルトといったパーツを屋根の下からは見えないように配慮し、コーナー部分のキャップも極小化することで細部に至るまでスマートなデザインを追求しました。
カラーバリエーションは3色で、屋根材と柱で異なるカラーを組み合わせたツートーンコーディネートも可能です。
テラスSCは屋根と雨樋が一体型となっています。
横樋は屋根と一体に、竪樋は柱と一体になっており雨樋としての機能はそのまま、よりすっきりとしたフォルムを実現しています。
落ち葉の詰まりを防ぐ専用の雨樋ネットもオプションとして用意されています。
https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/terrace_sc/
カーポート
カーポートSC
カーポートSCはシンプルなデザインの住宅にも美しく調和します。
屋根部にアルミを採用し、屋根そのものが構造材となることで“中骨レス”という発想を実現しました。
梁が見えない、屋根と柱だけのシンプルな構成はどのような住宅にも調和します。
カーポートによく見られるポリカーボネート製の屋根とは異なり、光沢感を抑えた落ち着きのある質感や、木彫色を含むカラーバリエーションなどにもこだわりが見られます。
デザインの邪魔になりがちな雨樋は屋根と柱と一体化させることで、凹凸を削ぎ落としすっきりとしたフォルムとなっています。
屋根の片側に勾配を設けることで雨水を誘導させる仕組みです。
https://www.lixil.co.jp/lineup/carspace/carport_sc/
フーゴ
フーゴは積雪や強風など厳しい気候条件にも対応できる、安心の強度が特徴です。
前下がりの屋根勾配の配置により、自宅側もしくは隣家への雨や雪の吹き込み・雨跳ねを軽減することができます。
両側に柱があり強風による揺れやたわみに強いタイプや、横からの風雨や雪の吹き込みを軽減してくれる袖壁タイプなど、設置場所に合わせた選択が可能です。
そのほかにも建物外観に合わせた屋根形状の選択や、強度をあげる部材の追加、敷地の形状に合わせた連結なども可能で、使いやすさも追求しています。
雨樋には、丈夫で破損しにくいアルミ製の竪樋を採用しています。
通常の雨樋のほか、オプションで「スマート雨樋」を設置することも可能です。
https://www.lixil.co.jp/lineup/carspace/fugo/
まとめ
テラスやカーポートの屋根は住宅屋根に比べれば面積は小さいですが、雨水の排水を疎かにすると住宅や隣家へ被害が及ぶ可能性もあります。
LIXILでは「スマート雨樋」という目立たない構造の雨樋を採用し、細部のデザイン性にもこだわったテラスやカーポートの屋根を多く取り揃えています。
テラスやカーポートの雨樋では落ち葉による詰まりがよく発生するものの、専用の雨樋ネットをオプションで取り付けることで軽減できることもあるため、メンテナンスの頻度を下げたい方は検討してみると良いでしょう。
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