コラム

【雨樋塗装】費用相場を徹底比較|単価が変動する5つの要件を解説

雨樋は紫外線や太陽熱などの影響を受け、年月が経つにつれ劣化していきます。雨樋の塗装を行うことで、錆びや汚れから雨樋を保護し、外観を美しく保つことが出来ます。今回は、雨樋塗装の際にかかる費用相場や、金額に関わる要件などをご紹介していきます。

下記記事では、雨樋を塗装するべきか交換するべきかの判断基準について記載しています。

雨樋の悩み解消!雨樋の塗装は本当に必要?塗装と交換の基準や判断方法を徹底解説

雨樋塗装の費用と単価

雨樋塗装の費用は、「雨樋の長さ×1mあたりの施工単価」で決まります。

1mあたりの施工単価相場は、おおよそ800円~2,000円ほどとかなり幅があります。使用する塗料の種類のほか、後ほどご紹介する様々な要件によっても大きく金額が変わってくるためです。それに加えて、足場の設置が必要になる場合は、作業足場設置費用が別途掛かります。足場費用の目安としては、100㎡以下の場合で60,000円程、軒樋100m、竪樋40m、寄せ棟屋根の場合で250,000円程となります。

雨樋塗装の費用に関わる5つの要件

雨樋塗装の単価は様々な要件により大きく変動します。以下に示す各要件について詳細を確認した上で、塗装を依頼するようにしましょう。法外な費用請求をされて詐欺に遭うことを避けるためにも、見積もりで気になる点などがあれば、業者から説明してもらうようにしましょう。信頼できる良い業者であれば、見積もり金額の内訳や詳細についてきちんと説明してくれます。

要因①|サイズと形状

雨樋のサイズと形状

雨樋のサイズと形状は、塗装の単価に影響を与えます。通常、大きな雨樋を塗装する為にはより多くの塗料や人員が必要となる為、費用が高くなります。また、複雑な形状の雨樋を塗装する場合、技術的な要素が必要になる為、費用が高くなる場合があります。

要因②|塗料の種類

雨樋塗料の種類

雨樋を塗装する際に使用される塗料の種類は、大幅に単価を変動させる可能性があります。

雨樋に使われるのは、下記の3種類になります。

アクリル・ウレタン系塗料

耐候年数:5~8年(目安)

耐候性が低く、よく塗り替える場所向き。

シリコン系塗料

耐候年数:8~12年(目安)

コストパフォーマンスが良く、防汚性能が高い。

フッ素系塗料

耐候年数:12~16年(目安)

耐候性が非常に高く、長期的に見ると安い。

単価が安いのはアクリル・ウレタン系塗料ですが、耐候年数は短いため、すぐに再塗装が必要になり後々費用が嵩むこともあります。お家のランニングコストを考えると、雨樋は屋根・外壁と使用する塗料のグレードを統一した方が良いとされています。外壁・屋根の部分をフッ素系塗料で塗装しているのに、雨樋のみウレタン系塗料で塗装をした場合、雨樋塗装のみ先に劣化し再塗装が必要になります。雨樋塗装だけでも足場費用が発生してしまうので、屋根や外壁とメンテナンス周期を合わせていくことが費用を抑えるコツでもあります。

要因③|作業条件

雨樋塗装の作業条件

作業条件とは、気象条件、屋根や梯子、足場などの必要な工具類や設備の準備、そして塗装作業に従事している職人のスキルを含みます。雨樋の設置場所や状況に伴い、危険が考えられる場合は単価が高くなることがあります。

要因④|洗浄作業

雨樋の洗浄作業

塗装に先立ち、洗浄作業が必要になる場合があります。雨樋の表面には汚れや錆が付着していることが少なくありません。これらの汚れを取り除く必要がある為、洗浄作業は、必要な塗料の量や作業時間に影響を与えます。

要因⑤|塗装作業前の補修作業

雨樋塗装作業前の補修作業

雨樋がすでに破損している状態の場合、塗装作業前に補修作業が必要となる場合があります。この場合、補修の難易度によって費用が上下することがあります。

まとめ

雨樋塗装の単価が決まるには様々な要件が存在します。1mあたりの単価で見れば大きな額とは感じないかもしれませんが、全ての雨樋を塗装しようとすると金額も大きくなります。これらの要件を正確に判断し、適切な価格の工事業者へ工事を依頼しましょう。


雨樋の修理・点検の事なら、雨樋レスキューにお気軽にご相談を

どんな些細なご不安でもまずはご相談ください。

創業100年以上の実績と経験のある一ノ瀬瓦工業が対応させていただきます。

お問い合わせフォームまたは下記電話よりご連絡ください。

山梨エリア:有限会社一ノ瀬瓦工業(0120-4929-01

住まいの雨樋レスキューとは

創業100年を超える山梨県笛吹市の一ノ瀬瓦工業による雨樋についての情報発信サイトです。

住宅において非常に重要な役割を担っていますが、あまり意識されることのない「雨樋」についての情報を発信しています。